長崎県・壱岐市の『石田こども園』のアートディレクションとサイン計画を行いました。クラスルームサインは、壁面を活かしながら子どもたちの遊具や、発達の支援も行えるようにデザイン。「つき組」は、積み木を埋め込んだり、外すことで、月の移ろいや潮の満ち引きを。「にじ組」は大きさ、長さ、色の順に並べる体験を通して、漸次性を。「そら組」は、歯車に近い不定形の雲を組み合わせて、形態の変動の学びを。「ほし組」は、星と星をつないで星座を作ったり、 美しい壱岐の空に輝く星座にも関心を持ってもらうように。製作は、奥日田の森深い場所で木のおもちゃを作る『おひさまとかぜ』の折居さんご夫婦。随所に手がかりと、子どもたちへの深い愛情を感じるものに。
「石田」という事もあり、島という事もあり、近くの海で石を拾って「あ、いしだ」とユーモアのあるサインも。
設計・監理:LIGHTHOUSE設計
アートディレクション・デザイン:中川たくま
サイン製作:おひさまとかぜ/原田琺瑯製作所/ブルームーンデザイン事務所