没後20年「星野道夫の旅」の広報物や会場内のサインなどのデザイン。たくさんの言葉を残した星野さん。数々の著作の中から印象的な言葉を拾い、ポスターにもなるフライヤーをデザイン。
「極北の地に写真家が見た世界は、人間が誕生するはるか昔からそこに存在している素のままの自然でした。過酷な自然に適応し、生を謳歌する生き物たちの瞬間を捉えた星野道夫の写真は、私たちが忘れかけている大切なものをふと思い出させてくれます。また現地の人々との交流やアラスカの地に根付く神話の世界観を収めた一連の写真からは、自然と人間との調和を生き抜くアラスカの人々の逞しさがあふれ出ています。
本展覧会では星野道夫没後20年を記念して、偉大な写真家の業績をおよそ250点の作品で紹介します。またあわせてアラスカで滞在した時に使用していた撮影機材やカヤックも特別に出展されます。
「この世に生きるすべてのものは、いつか土に帰り、また旅が始まる」。星野道夫が旅した世界がここにあります。」
会場/久留米市美術館
アートディレクション/中川たくま